■平和屋■夏物 型絵染の人間国宝 稲垣稔次郎 原画 小紋 絽 五泉 反端付き 逸品 未使用s1060

商品情報 素材/材質 正絹 サイズ/寸法 身丈 167.5cm(肩から) 裄丈 69cm 袖丈 49.5cm 袖幅 36cm 前幅 27cm 後幅 31.5cm 着物縫いこみ 内揚げ 5.5cm 裄 お袖側 約 1.0cm  身頃側 約 1.0cm 商品詳細 夏物・型絵染の人間国宝・稲垣稔次郎・原画・絽・五泉・反端付きの小紋(正絹、未使用)になります。

状態は特に目立ったシミ汚れなどもなく大変良い状態です。

1902-1963 昭和時代の染色家。

明治35年3月3日生まれ。

幼少の頃から、芸術家である父の背中を見て育った仲の良い兄弟は 自ずと芸術の道に進みます。

大正11年3月に京都市美術工芸学校を卒業した稔次郎は 東京三越本店図案部に就職します。

しかし父と兄の急逝により帰京し、松坂屋京都支店図案部に勤務しました。

この松坂屋で捺染友禅の図案家として仕事をするとともに 京都西陣などの染色工場を訪れ独学で研究を重ねました。

昭和6年松坂屋京都支店を退職し、染色作家として独立しましたが 納得のゆく作品ができるまでは作品の発表は控えていました。

昭和15年、第15回国画会展に<西瓜の図>を出品し、国画会賞を受賞しました。

その後、稔次郎は多くの賞を受賞し自身の地位を確立していきます。

さて、稔次郎の素質を見出したのは陶芸家の富本憲吉でした。

また、生涯の盟友となる小合友之助らと結成した「母由良荘」に参加するなど 芸術活動の幅を広げます。

昭和21年<松の図屏風>が第1回日展で特選となり、翌年富本、 小合らと新匠美術工芸会を結成し終生、富本とともに行動をともにします。

昭和24年京都市美術大学講師となり後に教授となりました。

その後も多くの展覧会で受賞を重ね昭和37年3月、型絵染により 重要無形文化財 (人間国宝)の認定を受けました。

33年京都市立美大教授。

37年型絵染の技法で人間国宝。

昭和38年6月10日死去。

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